黄金羊の観劇記

観劇・映画・読書の感想を好き勝手に書いてます。東宝・宝塚・劇団四季中心、海外ミュージカル(墺英米)贔屓、歴史好き。

「親子で楽しむ『あらしのよるに』〜読み聞かせと音楽スペシャルイベント」感想

<2026/1/12(月)11:00公演 K列一桁台前半 @CBGKシブゲキ!!>

あけましておめでとうございます!!
今年の観劇始めは「親子で楽しむ『あらしのよるに』 」となりました!


家族三人で見に行ったのですが、終演後、娘が開口一番「めっちゃ良かったー!!」と言ってくれました。連れてきてよかったー!!

 

もともと私は原作の絵本の物語が大好き。未就学児OK・途中退席や声出しもOKの読み聞かせ舞台と知り、ちょうど予定が空いている日の割引チケットの案内をいただいたので、フットワーク軽く行ってみました。
大スクリーンに絵本の絵を投影しながら役者さんが読み聞かせ、という形式。
ガブ役の永田崇人さんの声の出し方が映画版に似ていてときめき。メイ役の中越典子さんも、お二人ともさすがプロで、普段私が娘に聞かせてあげている読み聞かせとはレベルが違い、娘に良い読み聞かせ体験を一つさせてあげられたと思います。感謝。

少し音楽がついてたんですが、途中に挟まるテーマ曲「オー!フレンズ」が良い曲!この音楽家の方(瓜生明希葉さん)の作曲なのかな?全編作曲してもらって子供向けミュージカル作ってくれれば良いのに〜〜!!(強欲)などと思いました。

 

ただ、開始後20分くらいは前座的小噺が続き、本番の絵本の読み聞かせは20分ほど経ってから始まりました。

その間は出演者の方々が「僕たちのニックネームを決めて〜!」とか「雨の音はどんな音?」と観客に聞いたりして場を繋いでくれたのですが、正直冗長で娘が退屈しているのが見てとれたので、娘の集中力が切れて席を立つ前に、本編の読み聞かせを早く始めてほしい…!!と、前座中ずっと心の中で焦っており、落ち着きませんでした。

主題歌が良い曲だったし、振り付けもあったので、前座の間にみんなでその曲を歌ったり、手を振って動かす練習をすればよかったのに、とやや残念に思いました。

絵本の朗読パートに入ってからは、娘はスクリーンと役者さんをじっと見て、30分ほどの間真剣に聞いてくれていました。小さい子供は面白いものと退屈なものに正直だ。

 

会場のシブゲキには初めて行きましたが、家族3人でサイドの3席しか席がないK列に座らせていただき、超快適でした。
上演時間50分だったおかげで娘の集中力もなんとか最後までもったし(ギリギリだったけど)、良い観劇でした。

 

今年もよろしくお願いします!

東宝ミュージカル「エリザベート」2025年版千秋楽感想

<2025/11/29(土)12:00公演 B席3階5列20番代後半 @東急シアターオーブ

 

終幕後の挨拶にて、井上芳雄さんが今回でトートを卒業すると口にし、衝撃で本編の感想が吹き飛びそうでした…。
確かに今日の芳雄トートは良かったけど、近年いつ見ても安定してずっと良かったから、最終公演なんて思わないじゃん…。

 

芳雄トートは、みりおシシィとの間に恋愛感情は感じられなくて、「自由」の化身に見えました。

最後のダンスはショーストップ。どの場面も歌も演技も気合が入っていて、一瞬も隙がないな、さすが安定の井上芳雄、と思いながら見ていましたが、まさか卒業公演だったなんて…だって芳雄トートはいつも良いから…3階で遠かったけどもっとオペラグラスでちゃんと食い入るように見て脳に焼き付ければ良かったと後悔。

芳雄さん、今まで日本のエリザを盛り上げてくれて本当にありがとう。
寂しいなあ。寂しいけど、本人としてはもうやり切った役なんだろうな。10年やったらそうだよね。まだまだまだまだトートを出来そうなのでもったいなくも思いますが、惜しまれながら辞めるくらいの方が良いのだろうし、芳雄さんも更に色々な役に挑戦したり、若手に役を譲るのも大事だと考えているのかな。日本ミュージカルの為にもっと大きいことをやりたいとも考えていそう。これからも日本ミュージカル界をどうぞよろしくお願いします。(井上芳雄になんでも期待してしまうけれど、いつもその期待に応えてくれる裏切らない人という認識)


みりおシシィは一幕ラストの、美しさもだけどそれ以上に自分の美貌を自覚している自信のある笑みがすごく良かった。

香寿ゾフィーも佐藤フランツもとても良かったんですが、芳雄トートと同じく流石に生でも円盤でも何度も見ているので、改めての感想はあまりないなあ。

ただ、何度見ても良く、安定して上手くて、良いものを見せていただいてありがとうございます(合掌)という気持ちで噛み含めるように見ていました。

よく考えたら、10年間ずっと衰えも下降もせず、いつ見てもずっと「ほぼ最高」という印象を維持しているというのはすごい事です。キャストさん方、本当に素晴らしい。

 

慣れたはずのオーブの3階も、いつも帝劇で見ていたエリザを改めてここで見ると、やっぱりここは遠いんだな、こんなに高い場所から見下ろす形になるんだな、とオーブの遠さを再確認。
でもHassの場面でアンサンブルが鉤十字の形でぐるぐるしてるのがわかりやすくて、そこは良かった。

リーヴァイ先生も本当に天才なんだけど見れば見るほどクンツェ先生が天才なんだよな…としみじみ噛み締めるエリザベート。結婚式、カフェハウス、ミルク、Hass、闇が広がる、ハプスブルクの崩壊と、歌詞が好きな場面が多すぎる。

 

エリザやレミゼは、見るたびに劇場で初めて見た大学生の頃の自分が戻ってくるようで、それも楽しくて通い続けているのかもしれないです。

自分がミュージカルを好きになるきっかけになった、特別で大切な作品が、二十年以上ずっと上演され続けてくれているというのは、とてもありがたい事だと思いました。

ありがとう、大好きだよエリザベート

どうかこれからも末永く愛され、上演される演目でありますように。

ミュージカル「マリー・キュリー」感想

<2025/11/6(木) 13:00公演 S席1階M列20番代前半 @天王洲銀河劇場

 

本当に何の前知識もなく見に行ったのですが、一幕の演出と脚本の皮肉がキツすぎて、エグいを通り越してグロく感じて気持ち悪くなってしまいました…。ラジウムがトラウマになってしまった。

前知識なくても登場人物全員死ぬことは一幕序盤でもうわかったので、何らかの救いをお願い頼むという気持ちでずっと見ておりましたが、救いは…亡くなった方々の存在と名前をマリーが己の胸に刻み、罪悪感と正義感を背負ってその後の人生を生きる糧にする、という流れだったので、全く無くは無いですが、亡くなった方々自身が亡くなった時点で救いの気持ちを得られた訳ではないし、なんとも…。どちらかというと、私の中では「あまり救いはなかった」という部類。つらい。

二幕ラストでは大泣きしたので、とにかく泣きたい人にはオススメできる演目かもしれません。でも幸せはない。ない。

なんの気構えも防御姿勢もなく見たので、ルーベンの人の心のなさに精神的ダメージをかなり食らってしまってしんどかった…。水田航生さん、とてもお上手な方なんですが、今回は私にはキツかった…舞台上のキャラが…。

星風まどかちゃんのマリーはすごく良かったけど、初演で愛希れいかさんがキャスティングされたのに大納得だし、れいかマリー見てみたかったなあ。

 

ちょっとあまり感想が出ないんですけど、この舞台、人生2度目の開演に遅刻するという大失態をやらかし、冒頭7分くらい見逃してしまったんですよね。

初訪問の銀河劇場へモノレールで行こうとしていて、ホームに来ていた電車に飛び乗ったら、特急で羽田空港まで運ばれてしまったという…。劇場がある駅なら特急も停車するだろうと何も考えず何も調べなかったのが敗因です。劇場がある駅でも特急が停まらないこともあるのです。天王洲アイルには特急は停まらない!!学習!!

劇場に入った時には既にマリーとアンヌが出会っていたので、冒頭からちゃんと見てどんな出会いなのか知りたかったなあ。なぜあの二人が親友になったのか、ずっと親友であり続けられたのか、その後の場面で歌や演技を見ていてもあまりしっくり来なかったんですよね。うーん。

アンヌの存在や役割にもっと何かを感じたら別の感想になったかも。

 

私はマリーとアンヌのシスターフッドよりも、マリーとピエールの夫婦愛の方に惹かれたし、ピエールめちゃくちゃいい人じゃん!!?と感動して、夫婦愛の掘り下げをもっと見たかったなと思いました。でもそれじゃ平凡な演目になっちゃうのかな。

ピエール、理想の伴侶だったなー。マリーみたいな妻を持ったら凡夫だったら大変だったと思いますが、さすがノーベル賞夫婦。お見事でございました。

劇団四季「バックトゥーザ・フューチャー」感想

<2025/9/20(土) 13:00公演 S席1階12列10番代後半 @JR東日本四季劇場秋

 

初見!バックトゥーザ・フューチャー!!

原作映画一回見てるはずだけどほぼ何も記憶ない状態で見ました!!お、面白かったーーーーーー!!!!

いやめっちゃ笑いました!!良いコメディ演目ですねー!!

立崇マーティすごいなー!!すごい頑張りが伝わってきた!!体張って全力で笑かせに来てくれてありがとうの気持ち!!演技うまーい!!!マーティめっちゃ良い…立崇さんファンになっちゃいそう…ていうかなった、もうなってる。えっめっっっっっちゃよくない??????他演目でも見たいしりすマーティもっかい見たい、どうしようこれ、好き!!!!
阿久津ドクもすごく良い!!さすが安定の上手さ!!!

ウィルソン役のペさんも良かった!歌声が朗々として、よく響くな〜〜と聞き惚れてしまった!

アンサンブルさん達が全力で飛び跳ねて踊りまくるナンバーがいくつもあって、見てる方は楽しいけど演じる方は体力大丈夫なんです…!?と心配になった。
四季のダンサーさん達、久々に見るとムッキムキでレベル高くてすごい楽しい!!

音楽はそんなに耳に残るものはなかったんだけど、映像がすごくて本当にアトラクションって感じですごく楽しかった!!話もわかりやすくてワクワクしてハッピーエンドだし、劇団四季の作品は本当に良質なものが多いなー!!ハズレはないという信頼感を持って見に行けるのでありがたいですね!!

 

ここまでが普通の感想

以下腐った感想

 

えっっっ

ていうか、えっっっっ 

すみません腐女子として正直な感想いっすか

ドク×マーティ、あります(あります)

 

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「レ・ミゼラブル ワールドツアースペクタキュラー」感想

<2025/8/10(日) 12:00公演 S席1階20列20番代後半 @東急シアターオーブ

 

ワールドツアー来日レミゼコンサートに行ってきました!!

英語のレミゼは久々!!日本語字幕を楽しみにしていたけどほぼ東宝版の歌詞なので個人的には字幕の楽しみはほぼなかった!!

でも日本にいながらにして英語版レミゼを見られる貴重な機会!!

「ペテン師と詐欺師」から2週連続での観劇になりますが、どうしてもキリアンバルジャン&ブラッドリージャベールのコンビを見てみたく、夫に土下座して観劇してきました!!

 

行ってよかったです…。

 

スターズのブラッドリージャベールの空間支配が凄かった。
会場全面を照らしてくるライトに負けてない歌唱力と存在感。素晴らしいものを見せてくれてありがとう…。

工場の場面のモブとか工場長とかずっと好きじゃなかったんですが、でも「彼らも哀れな人々なんだよなあ」と今回初めて思えて、しみじみしたり。

アンジョルラスがアンジョルラス!!って感じの若さと勝気さと無鉄砲さに溢れていて、なんか始終飛び跳ねてて元気いっぱいで、すごく好きだなあと思ったり。

衆の歌とワンデイモアのパワーがすごくて、レミゼはお客にもキャストにも愛されてる世界観が確立した演目で、そういう演目でしか体験できない没入感とエネルギーがあって、私はそこも含めてレミゼが好きなんだなと再認識したり。

 

メッテルニヒとカースルレイの話を改めて形にするべくぼちぼち文章書いていまして。

今回は法と正義と秩序を守るために頑張るジャベールに、今までとはまた違う共感と感情も芽生えました。

メッテルニヒがいなかったらレミゼの世界にはそもそも法も秩序も倒すべき政府もなくてジャベールは存在していなかっただろうと思うと感慨深い。

メッテルニヒが主導したウィーン体制は、ヨーロッパの君主国が相互に協調して、自由主義国民主義といった「革命的な思想」を弾圧するシステムで、ジャベールが信仰する「法」は、このウィーン体制によって守られる君主制下の「法」。

オーストリア宰相のメッテルニヒはフランスの警官ジャベールの個人的な上司ではないけれど、「ヨーロッパの宰相」「秩序の岩石」と呼ばれ当時のヨーロッパ全体の保守・反革命体制を指導し秩序と安定を維持しようとした人で、フランス革命ナポレオン戦争後の混乱をおさめ、ジャベールが信じる世界の「構造」そのものを作り出した人。

ジャベールが信じてる法と正義と秩序はすべてメッテルニヒが生み出したもので、ジャベが語りかけてるお星様がメッテルニヒ。そんな概念。

 

赤黒や民衆の歌やワンデイモアのエネルギーがすごければすごいほど、なぜこの民衆の革命が失敗したのか?彼らの声はねじ伏せられたのか?ドラムの響きは消えたのか?ということに思考がシフトする。

これだけの人がこれだけの熱量で叫ぶ声を、すべてねじ伏せてかき消している、このレミゼの世界の上の上の上に、一人で立っている男に思いを馳せる。

この民衆の熱い熱い叫びを、「秩序を破壊する革命分子は消す」という確固たる意思で持って、冷たく容赦なく消していく男。

メッテルニヒ目線でお話を書いていると、メッテルニヒが圧倒的悪役であることを忘れそうになってしまうけれど、やはり彼は圧倒的悪役なのだ。目が醒めた。

世界の上に立つ人のことばかり見て、その人のことばかり考えてると、盲点が多くなってしまいます。
レミゼを見ると、哀れな人々がいたことをいつも思い出させてもらえる。

私はレミゼの存在に感謝して、定期的に触れなければならないと気持ちを新たにする。

偽善でしかないんだけど、それでも最低限のバランス感覚を自分の中に保つためにレミゼが必要なんだなあ。

創作にのめり込み過ぎてメッテルニヒ側に染まり切ったら人としてダメだと自戒。

 

でも1813年にメッテルニヒがナポレオンと繰り広げた戦いを必死に理解しようとしてると、意味わからなくて頭沸きそうになりつつ、これを解説するキッシンジャーもすごいけどこれをリアルタイムでやっているメッテルニヒが意味わからなすぎるのよ。同じ地上に生きている人間ではないのよもはや。

この外交戦をナポレオンと繰り広げているメッテルニヒから見ると、己の手に銃を持って世界を変革しようとする学生があまりにも稚拙で愚かに見えるのは、それはそうなんだろうなと思わざるを得ない。
でも世界の人間の大半はメッテルニヒのような天才ではなく、武器を取るのにもすごく勇気と力がいるんだよ。圧倒的な構想力や国際的影響力を持たない人々が、自分の不正義や抑圧への怒りをどう形にするかと問われれば、声を上げ、集まり、時に暴力を伴う行動を取るしかない。

それは成功率こそ低く、冷徹な歴史の俯瞰からすれば「無謀」に分類されるとしても、当事者にとっては自分の存在と尊厳を守る唯一の方法。
レミゼの民衆の歌は、勝ち目のない戦いの中でしか生まれない輝きを放っているのかもしれない。

 

正直、レミゼは日本語でも英語でも何度も見ているので、もう人生で見るべき量の定量には達している気がします。

今回も、見られればいいけど、気持ちの中では見たことのない演目を見て新しい刺激を得ることが優先で、見られなさそうなら諦めようかな、と思っていました。

でもやっぱり諦めなくてよかった。レミゼを好きでよかったと改めて噛み締めていました。

これからも見ます。私にはレミゼが必要なんだわ…。

 

なんかあまり舞台の感想になってなくて恐縮です。観劇はアウトプットに役立てるためのインプットでもあるので、私にとってはとても良い観劇だったのです。

今回一番刺さったのはブラッドリージャベールだったけど、全体的にとても良い舞台でした。
来日ありがとうございました!!

 

ミュージカル「ペテン師と詐欺師」感想

<2025/8/3(日) 12:30公演 S席1階10列20番代後半 @東急シアターオーブ

ラミンとハドリー、日本に来てくれて本当に本当にありがとう…見られて良かった。 

コンサート版とはいえ、この二人が生で歌って演じるミュージカルを日本にいながらにして日本語字幕付きで見られるなんて、本当にありがたい舞台を見させせていただきました。

ラミンは生で見たことあったけど、ハドリーを生で見たのは初めてで、コロナでコンサートが中止になったりしてもう見られる機会はないのかなと諦めていたところからこの演目の上演を知り、普段はB席の怪人の私もラミンとハドリーを近くで見てみたすぎて奮発してS席購入しました。

ハドリーの碧眼をオペラグラスでガン見して昇天しました。ありがとうチケット取ってくれた過去の私。

 

歌と演技が上手い人は歌と演技が上手いなあとしみじみさせられました。

正直話の内容には期待してなかったんですが、演者全員歌と演技がうますぎるからすごく面白い舞台になっていました。
たぶん凡百のキャストで見るとすごくつまらない舞台になっちゃう脚本で、音楽も私は特に耳に残る曲もなかったんですが、生オケの曲に乗せて流れるハドラミの歌と演技が良すぎて全瞬間楽しかった。1秒も退屈しない濃密さでした。

歌もだけど二人とも演技がえぐうまいよ…ハドリーの顔芸よ…。

正直私はハドリーの最初の一曲だけでチケット代S席16000円の元を取れたくらい満足して、残り全てボーナスタイムでした。お得すぎる。

 

脚本には色々突っ込みたい点、今後アップデートされたら良いなと願う点もありましたが、本当にハイクオリティの良い舞台を見せていただきました。長生きはするもんですね。

舞台に関しては「生きてて良かった」級のものをこれまで既に何本も見させていただいたので、私は人生で摂取するべき名舞台の定量には既に達したかもしれない。
これから先の観劇は余生…「こんな名舞台を更に見られるなんて神様ありがとう…長生きはするもんですね」そんな心境にしみじみと至った舞台でした。

 

ラミンとハドリー、来日してくれて本当にありがとう!!

二人の舞台をまた生で見られることを願っています!!

 

ミュージカル「二都物語」感想

<2025/5/26(月) 12:30公演 B席3階2列15番 @明治座

 

B席に座れるのかの検証をしないとと思っていたので、今回試しで買ってみて明治座3階左右席に座ってみました!!

もうあらゆるところで「1列目は手すりが絶望的」「見えない」と聞いていたので、2列目、かつ1番舞台から通い15番の席を、発売初日に座席指定でピンポイントで購入。

この席で見れないならもう明治座でB席に座るのは諦めないといけないと思っていました。いざ勝負!!

結果。

うん!!明治座では左右席には絶対に座ってはいけないと子々孫々に家訓として伝えていこうと思います!!!惨敗!!!!

視界はこんな感じ。

ずっと無理な角度で首を捻り続けているせいで肩凝り腰痛など身体的苦痛が大きい。

それに加えて、手前側1/3〜1/4ほどが常に見切れて、一幕終盤でカートンがリトルルーシーを寝かしつけてる場面は何も見えませんでした。

ものすごいストレス。お金をドブに捨てているもいいところなので、二度と座りたくありません…。

 

本編について。

12年前の初演時に一度見た時はお話の細部をわかっていなくて、今日も大筋以外はほぼわからん曲も覚えてない状態で見てました。
やっぱり初見で耳に残りやすい音楽がなく、全体的に地味な演目という印象ではあり、正直一幕はちょっと眠いな〜と思うことも多かったんですが。

二幕フランス革命がようやく始まって話の緊張感が劇的に高まったところから、個人的にはぐんと面白くなり、そこから眠気が覚めて最後まで手に汗握りながら鑑賞していました。終幕後は泣きすぎて虚脱状態。

 

こんな…こんなシドニー・カートンことグランテールとアンリ・デュプレを足して割らない井上芳雄全人類好きじゃない!!!??結末を知ってから見るのは初めてだったので、二幕中盤心を決めてからのカートンの台詞が全部涙腺を直撃してやばかった。全人類を泣かせに来ていた。

 

ギロチンにかけられていく人達全員に泣かされました。
お針子さんもだけど、その前の母娘も…あああ…あああああやめてーーーーやめてえーーー!!!人の心がない!!!!!

1789のキラキラ青春フランス革命からの二都物語どん底フランス革命の落差がすごい!!
ここにMAとひかりふる路も加わりますが最後にスカーレット・ピンパーネルで全員救われます。救われろーーー!!!えーん!!!

 

ルーシー役が変わったせいもあってか、初演よりルーシーがダーニーを選んだのもなんとなく納得できて良かったな。最初からダーニーは恋愛対象、カートンは友人として好きでそういう風に接しているように見えた。

浦井ダーニーは本当に良い子のボンボンなんだけど、この作品はカートンの方を魅力的に描きすぎちゃってるから正直勿体無い感じがちょっとした。もちろん良かったけど、浦井くんの良さをもっと爆発的に見せられるキャラも他にたくさんあるからな〜。ガラスの仮面で言うとダーニーがアルディス、カートンがオリゲルドみたいな感じ。(二人の王女)

 

楽しい演目、という訳ではないけど、役者さん全員安定の実力者で、しみじみと良い舞台でした!見て良かった!!