<2024/3/10(日) 12時15分公演 N列10番台センターブロック>
ハリーポッターと呪いの子、2回目観劇!!ようやく行けました〜〜!!
ハリポタ舞台を私が観劇したことを最近夫が知り、「自分も見たい」と言われてキャストを調べたらちょうど日曜昼間に見たいキャストが揃っている日があったので、ダメ元でゴールデンスニッチチケットに応募したらまさかの当選。
今まで何度申し込んでも当たらなかったのに!!!奇跡起こったーーーー!!!!!ありがとうございます!!!!!(今回初めて応募後にTwitterでツイートしたのですが、当選確率上がるって本当だったんだ…びっくりした…)
当日いただいた2枚のチケットは、1階N列センターブロック。
まさかのSS席!!!!!!!ウワーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!(嬉しくて泣いた)
前回はJ列の上手側サイドブロックで見て、近くて大迫力で良かったけど、少し近すぎて舞台の展開について行くのが大変だったので、次はもう少し後ろのセンターブロックで見たいと思っていたのです。望みが全部叶った…。(そんなことある!!???って腰抜かした)
ちなみに正規のお値段はこちら。
土日は1枚19,000円のSS席を、1枚5,000円で2枚買わせていただけました。
ありがとうありがとうゴールデンスニッチチケット〜〜!!!!(拝む)
視界はこんなかんじ。見やすい〜〜嬉しい〜〜〜!!!
今回は観劇前に原作1巻(賢者の石)、映画版4巻(炎のゴブレット)を復習してからの観劇でした。
1回目より内容の解像度が格段に上がりました。特にトライウィザードトーナメント関係の細部の台詞や意味が分かりやすくなったので、やっぱり4巻の内容は初回観劇前に復習しておけば良かった…!!
各課題の内容とか、小道具のエラコンブとか、「わかる…わかるぞ…!!」ってなりました。
原作小説を読み返したら完全に親・先生の目線で、細部の印象が随分変わりました。初読時は子供・生徒の目線で読んでいたので、当時は不可解だったことが今はストンと納得できたりしました。
ダンブルドア先生がどうしてハリーをダドリー家に預けたのか、とか。「どうしてこんな酷いことしたんだろう」と昔は思っていましたが、「魔法界では有名すぎる。環境がよくない」という大人の配慮、今はすごくわかるし納得できるんですよね…。
ハリーを守る魔法が母親の愛であることも、ローリング先生が乳飲み子を抱えながら書いた物語だからこその実感のこもった設定。やはり大人が書いた物語ですね。
呪いの子も親子愛の描写が多く、現在子育て真っ最中の身として覚えておきたい台詞が多々あります。ハリーの両親が殺される場面では毎回泣いてしまう。また脚本読み直したいです。
で、舞台の内容ですが、最高でした。
今回はシリアスとコメディの塩梅、緩急のバランスが理想的でした!!
私は笑って息を抜ける場面が多い舞台の方が基本的に好き。そしてこの舞台の笑いの8割を担ってくれてる門田スコーピウス、ほんと好き。
一幕ラストから2幕序盤、門田スコーピウスが完全に主役。
門田スコーピウスを絶対にまた見たい見たいと思い続けていつの間にか1年以上経っていましたが、ようやくまた見られました。更にオタク挙動不審に磨きがかかってて最高だった。存在感とキャラ立ちが素晴らしい。
大貫ハリーは、石丸ハリーに比べて原作ハリーに近い印象でした!!優しさが滲み出ていた石丸ハリーに比べると包容力低めで年相応、40歳前後でまだまだ自分を制御できない若さもある感じ。でも後半は石丸ハリーよりコメディ演技がある!!可笑しくて可愛い!!
藤田アルバスは思春期の不安定な等身大の青少年!!前回見たアルバスよりはキレ度が低くて妥当な迷走という印象!!
ハリーとアルバスのキレ方が良く似ていて、似た者親子感がめちゃありました!!あれは演技で似せてたんだと思います。嬉しい〜〜!!
れなちゃんハーマイオニー、声が良い〜〜!!しっかりしてるんだけど可愛い、これはロンも惚れるわ!!
石垣ロン、コメディ演技が上手い!!愛嬌があって可愛い、これはハーマイオニーも惚れるわ!!
松田ドラコ、ドラコもこの舞台では本当に良いパパだよね…ハリハーロンとの掛け合いでは愛嬌も出てきて可愛い。これは惚れる。
全体的にみんな可愛くて好きになるキャラだった!!一番当たりがキツイのは大貫ハリーに見えたけど、大貫ハリーも後半可愛いから愛せる!!
そして今回は…全体を通した物語が、アルバスとスコーピウスの純愛に見えました。
原作を読んだ時は、最後の展開でスコーピウスはローズが好きなんだと思ったし、この日の舞台では途中アルバスはデルフィが好きなんだと思った(本人も舞台上でそう言ってた)んですが。
スコーピウスにとっては最初から最後までアルバスが大事で、ローズは文字通り「お友達」候補なんだな、と役者さんの演技で思えて。
そしてアルバスはデルフィに失恋して、最終的に「スコーピウスが世界で一番大切な人」と自覚する。
終盤の「僕たち別のバージョンになった」で、「あ、この二人くっついた」とストンと思った。
ラスト、アルバスがハリーに「世界で一番大切な人はスコーピウス」と言って、親への報告も済ませて、周り公認になった。
脚本を読んだ時は、「アルバスとスコーピウスが主役で、絆を深めていくことがメインの話ではあるけど、最後にスコーピウスがローズにアプローチしてるからこの二人は友情止まり。少し中途半端」という印象。
初回観劇時は、アルバスとスコーピウスより「ハリー・ロン・ハーマイオニーが主役」という印象で、この二人の話はそもそも脇筋。
今回初めて、呪いの子が「アルバスとスコーピウスが、艱難辛苦を乗り越えて純愛を実らせる明快なラブストーリー」に見えました。
これだよ!!!私はこれが見たかったんだ!!!と今回気づいた。やっぱり筋は単純な方が良いわ!!!
おめでとうアルバス、おめでとうスコーピウス!!末長く幸せに暮らしてください!!!
総括として、100点満点で200点の舞台でした。
展開が早くて疾走感があって、長いけど長さを感じさせない。長台詞を高速で喋ってる役者さん達は大変そう。時々聞き取れないこともあったけど大体は聞き取れた。(滑舌頑張っていらっしゃる…!!)
鞄を色々な物に変化させていく見立て、舞台ならではの演出。ぐるぐる回る階段も火を吹く杖も、吸い込まれる電話ボックスや人が飛び出てくる暖炉も何もかもが驚きで楽しく、「生の舞台で見る」楽しみを大満喫できる素晴らしい舞台。
個人的に心を盛り上げるテンションぶち上がり演目、という訳ではないので個人的今年ベスト舞台がこれになるかはわかりませんが、キャスト、舞台としての演出、魔法のような舞台装置、脚本の面白さ、エンターテイメント性などの総合点で、これ以上の舞台はなかなかないだろうと思います。
そして今日のキャスト陣。見ていて気になる、別の人で見てみたい、と思うキャラが一人もいなかった。全員が存在に違和感がなく、愛嬌があり、共感でき、行動を理解でき、魅力的で、演技も良かった。
ありがとうハリポタ舞台!!!満足しました!!!完璧!!!!
…なので、もうこれ以上リピートしなくていいかな、とちょっと思ってしまいました。笑
今後もうこれ以上自分の中で理想のキャスト、理想の座席位置、理想の値段が揃う完璧な観劇体験をできる機会はこない気がするのです。特に、私がハリポタ舞台で一番魅力を感じるキャストだった門田スコーピウスが6月末で卒業してしまうし。
でも良い舞台なので、今後もう見ない!と決めるのも勿体無いかな。未見のキャストが揃う日を狙ってまたゴールデンスニッチチケットを申し込んで、当選したら見ようかな。
冥土の土産になる素晴らしい観劇体験をまた一つ出来ました。
ロングラン上演ありがとう、大好きだよ呪いの子〜〜!!!