黄金羊の観劇記

観劇・映画・読書の感想を好き勝手に書いてます。東宝・宝塚・劇団四季中心、海外ミュージカル(墺英米)贔屓、歴史好き。

劇団四季「アナと雪の女王」2回目感想

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<2021/11/7(日) 12時30分公演 C席2階15列10番台センターブロック>

 

約半年ぶりに浜松町のアレンデールに行ってきました!!
見てみたかった町島アナだー!!他の役もいい感じに初日と違う方を見られて嬉しい!!

 

今回は2階で観たんですが、アナ雪は1階より2階の方が楽しかったです!!エルサの魔法の表現が2階からの方がよく見えた!!一階だと床のライトがほぼ見えてなかったからもったいなかった…!!
舞台全体を包み込む魔法の表現を堪能できるから、私は2階席の方が好きです!!

 

そして一幕ラストで安定の号泣。いやーーーー岡本エルサやっぱり最高ですわ…歌が…うまい…素晴らしい…素晴らし…会場も一幕ラスト後のざわめきがすごかった、ですよねそうですよね…岡本エルサのレリゴー一曲で完全にチケット代の元取れる演目ですねアナ雪。岡本エルサがレリゴーで衣装が変わる時の解放感、カタルシスがすごい。

 

塚田ハンスがえらい美声で魅力的で動揺しました。歌が、、、うまい!!!!ええ声!!エエ声!!!塚田ハンスと町島アナ、お似合い!!良いカップル!!素敵!!もうハンスがヒーローで良くない!!?なんでダメなの!!?ハンスカッコいいんですけど!!?ええ声!!!(ええ声)

山田オラフも素敵!!!オラフ、両キャストとも歌も演技も素敵!!オラフが舞台に出てると嬉しくて顔がニコニコ笑っちゃう!!会場もどっかんどっかん笑わせてくれて、やはりオラフが舞台版アナ雪のMVP!!

北村クリストフもええ声だし歌上手いし全体的に満足度高かったです。でもキャストで言うなら初日も満足度は充分高かった。四季のアナ雪、キャストのレベルが全体的にとても高いですね〜!!さすが最新人気演目、精鋭を揃えてますね…!!

 

町島アナの演技が丁寧なのか自分が2回目だからなのか開幕から半年近く経ってカンパニー全体が演目に馴染んだからなのか、初日よりも話がすとんと自分の中に入ってきて楽しめました。
やっぱり自分が2回目なのが大きいかな、映画版との歌詞や場面の違いにいちいち引っかからずに観られるから。

 

今回は「魔法の力を持って生まれたせいでエルサが自由を奪われ、色々あって取り戻した話」に見えました。

前回本筋に集中出来なくなるほど気になった、王位に対する軽さをさほど感じずに見られました…!!なんでだろう!?

2回目なのもあるけど、町島アナの一幕の演技の積み重ね方が良かったかもしれません。
自分が予備であることとか、絵画や彫像ばかり相手にしていて生身の人間が苦手なことを告白する台詞部分の芝居が丁寧で、欠点のある人間らしさがしっかり頭に入ったのかな。

 

しかしアナ雪、キャストと舞台美術は良いけど脚本と追加曲の弱さがやはり気になるし際立ちますね…。

楽曲全体では、私は前日に見たオリバーの方が好きでした。アナ雪は一幕に名曲が数曲あるけど他の印象が薄い…二幕のモンスターはどうかなと期待していたけど、2回聞いてもやっぱりレリゴーほどのインパクトはなかった。

アナとエルサのデュエットとか、エルサのソロとか、キャラの心情を掘り下げるために追加したんだなとわかる曲達、歌詞で言いたいことはわかるんですが、音楽の魅力が低くて、言葉の内容が心に響いてこないんですよね…。それで全体として感動度が低い演目になっている気がして、とてももったいない。

一幕の「生まれてはじめて」や「レット・イット・ゴー」など、既存の名曲ではやっぱり盛り上がるし、特にレリゴーでは毎回感動するので、楽曲の持つ力は凄く大きいし、ミュージカルでは大切なんだなと改めて思いました。

 

舞台版アナ雪は視点を変えて2回見てとりあえず満足したので、今後四季ではジーザスやウィキッドの再演を待ちながらアラジンをリピートしたいと思います。

劇団四季で上演中の演目ではアラジンが一番好きだしオススメ!

 

↓ブロードウェイ版CD

 
↓映画版サントラ(英語&日本語)。やっぱり神田沙也加のアナが最高に好き。