黄金羊の観劇記

観劇・映画・読書の感想を好き勝手に書いてます。東宝・宝塚・劇団四季中心、海外ミュージカル(墺英米)贔屓、歴史好き。

ミュージカル「マチルダ」1回目感想

 

<2023/4/6(木) 13時公演 B席3階5列20番台センターブロック>

 

み、見られた〜〜〜!!!義母危篤で泣く泣く劇場の入り口で身を翻したジキハイ石丸回から10日間…間に1歳児を抱えての大阪への帰省・義母の看取り・通夜式・告別式などがあり、色々な感情を抱えつつ…自分自身のメンタルを大事にする為にも今回は頑張って見た方がいいと思い、取っていたチケットを必死に握りしめ…なんとか見られました、念願のマチルダ!!!

 

舞台美術と演出が天才で曲も訳詞も良くて、質が高い!!ビリーエリオットやオリバーに続き、近年ホリプロ制作で子役が主役の舞台は質が高くてハズレなくて嬉しい!!!

いや歌詞と訳詞も天才!!ねえ日本語CD出して出して出してお願い聞き取れなかった歌詞が知りたい聞きたい、School Songー!!!高橋亜子さんの訳詞、ここ数年色々な演目で聞いていますが、どんどん日本語としてのなめらかさと豊さが増してきていて、クオリティに信頼と安定感があって素晴らしい!!マチルダをこんな綺麗な日本語で見られて大感謝、ありがとうございます!!!

 

チルダ、歌詞をほぼ理解せず英語版CDを聴いていたので、一曲目(Miracle)から「そんな内容だったの!!??」と殴られました。一曲目から皮肉が効きすぎで、子持ちになった身にはツーンと来る!!

チルダのソロ曲(Naughty)も歌詞がめっちゃ好きで、「人生が不公平なら、我慢より行動しなきゃ ただひたすら耐えていたら 変わらない」の部分とか、言ってること目から鱗だし訳は上手くて分かりやすいしうんうん頷きながら聞いてました。韻を踏んでる言葉の数も多くてすごい!!

でも一番ガツンと来たのは二幕終盤の子供達の曲(Rewvolting Children)!!ガツンと来たし予想外に感動してめっちゃ泣いてました!!マチルダ、この曲のおかげで観劇後の印象がロックだった!!ロックミュージカルマチルダ!!!私今までロックの精神が理解できなかったけど、ようやく少しだけわかった気がするよ!!!うおーんうおーん子供達、自由にのびのびと生きろ!!生まれただけで奇跡、生きてるだけで奇跡だよ!!!

 

キャラクターは、咲妃みゆちゃんのミスハニーがめっちゃ好みでした〜〜!!!一見可憐で儚げなんだけど、実は強くてオモロい人!!原作のミスハニー、マチルダとの関係性込みで大好きだったからありがたい!!

小野田トランチブルは当てがきかと思ってしまうしっくり具合でした。は〜しっくりしっくり。

ただ肝心の主役のマチルダが、この回のマチルダ役の子役さんが個人的に合わず…「台本を読んでいる」感のある、「ここでこういう抑揚をつけて、これだけ間をとって喋りなさい」と指導されたのかな、と想像してしまう、型にはまった喋り方と演技が苦手で、マチルダが出ている場面は見ていて辛かったのが残念でした。うーん別の子でもう1回見たい…!!

 

チケットはB席をもう1枚持っているけど、今回3階席で見て、久々にもっと近くからもう1回見たい、特にSchool Songの場面をガン見したいと思ったので、S席も買い足しました!という訳で次回久々にS席で観劇予定!!楽しみですー!!