黄金羊の観劇記

観劇・映画・読書の感想を好き勝手に書いてます。東宝・宝塚・劇団四季中心、海外ミュージカル(墺英米)贔屓、歴史好き。

映画「アルキメデスの大戦」感想

アルキメデスの大戦見てきました!

良い菅田将暉でした!!知ってた!!こういう役どころの菅田将暉がとても良いことは知ってたぞ!!帝一の國と直虎で予習してたやつ!!!ありがとう菅田将暉!!!菅田将暉の天才変人の演技が大好きです!!!

 

物語が綺麗にまとまっていて、キャラもテンポも美術関係も良くて、冒頭?序盤は少し辛かったけど、菅田将暉が出てきてからはノーストレスでひたすら楽しかった!!

大画面で集中して見る価値のある映画ですねー!!

ラストの回収の仕方と締め方、物語も画面も美しくて良かった!!

 

冒頭に大和の沈没シーンを持ってきている構成が上手いな~

観客全員が「結局大和は建造され、沈没する」という未来を知っている中、大和建造阻止派の主人公をいかに活躍させ、見せ場を作るのかが興味深くて、先が気になって見ていて一瞬も退屈しなかった。

ラストまで大和の名前を出さなかった構成と、その名前に作中で付与された意味に痺れた??これは痺れますよ!!!最後まで名前を出さなかったのは映画独自の仕様(原作では冒頭から名前を連呼されてる)だそうで、良い改変!!

 

お話はスッキリ落ちがついている海軍版「風立ちぬ」、ただし風立ちぬに比べると主人公の変人ぶりを笑える方向で強め、更に外道要素はほぼ無くなっているかな。視聴者が好感を抱きやすいキャラでありがたい。風立ちぬといいアルキメデスといい、理系の天才変人主人公は美しさに拘る。

 

海軍省の建物とか部屋の内部とか家具とか見るのも楽しかった。
あとおにぎり食べたくなった。おにぎりはいいよね…

あと寝台でもない普通の座席の夜行列車で東京大阪を往復している主人公達の体力と若さ…年齢的には大学生って設定だもんね、徹夜も出来るよね…すごいな…

 

菅田将暉、うるさい演技や派手な演技ももちろん良かったんですけど、一番グッときたのは、ラストシーンである人を見る無言の表情でした。よくあんな目つき出来るな3次元の人間が!!君は2次元の人なのか!!?と訊きたくなる、暗く鋭い陰のある目つき…
良い眼光を見ました…ありがとう菅田将暉!!

 

感想が菅田将暉に始まり菅田将暉に終わる。

それくらい良い菅田将暉インパクトが大きかったですが、他の要素も軒並みハイクオリティで、個人的に実写邦画ではシン・ゴジラ以来のヒットでした。

アルキメデスの大戦

アルキメデスの大戦

  • 発売日: 2019/12/08
  • メディア: Prime Video