黄金羊の観劇記

観劇・映画・読書の感想を好き勝手に書いてます。東宝・宝塚・劇団四季中心、海外ミュージカル(墺英米)贔屓、歴史好き。

「きのう何食べた?」17巻感想

1巻発売当初から愛読しています、「きのう何食べた?」。

結婚してから一番読み返しているし、一番役に立っている漫画。出てくる料理は実際作ってみるとどれもとても美味しいし、話も抜群に面白い。よしなが先生本当にありがとうございます。

 

久々に本屋に行ったら17巻が出ていたので即買い。1話目で出てきた、シロさんのご両親が可愛がっていたご近所の子たっくん、前回登場時は小さな子だったのに今回高校生になっていて、こんなにも時が流れたのか!!と感動しました。

日常生活を描いたもので、作中で現実と同じだけ時間が流れている漫画を読むのは私おそらくこれが初めてで、十年以上読み続けてもはや大河ドラマをリアルタイムで見ているような気持ちになってきました。日常系ほのぼの漫画がまさかの歴史系超大作に進化した空気を感じたのは何巻くらいからだったろう。

私が今までの人生で読んできた中で暫定一番面白い漫画は、よしながふみ先生の「大奥」なのですが、「大奥」は次巻で完結予定だし、「きのう何食べた?」がどこまで続くかで変わるかもしれない。リアルタイムで「人生」を描いていく漫画。よしなが先生の発想と才能、センスには驚かされてばかりです。

 

さて、17巻は美味しそうなごちそう系洋食メニューがたくさん載っていたので、早速作ってみました!

 

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・にんじんバターライス

オーロラソースのチキンピカタ

・鳥手羽元のポトフ

 

どれもすごく作るの簡単で、すごく美味しかったー!!!もう本当にありがとうよしなが先生!!!!

きのう何食べた?」には材料や分量、作り方まで詳しく載っているので、このブログにこれまで載せてきた再現料理のような創意工夫や創造力は全く不必要で、本の通りに作れば確実にとても美味しいものが出来るという親切仕様。レシピ漫画なので当然といえばそうなんですけど、ありがたいですね〜。

 

メインとスープで鶏肉がかぶっていますが、スープは初日は鶏肉をよけて野菜だけ食べました。2日目に鶏肉を食べればポトフがメインになるのです!

 

どれもとても美味しかったけど、にんじんバターライスが特にバターの香りがふくよかで美味しかったかな。なかなか自分で思いつかないし作りもしない新しい料理に出会えるのがこの漫画の嬉しいところです。

 

ポトフは圧力鍋で作りました。作中のレシピからジャガイモを抜いて、セロリとエリンギを追加。ハーブはローリエの他にバジルとオレガノをパラパラと。

 

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野菜をたくさん摂れる具沢山スープが冷蔵庫にある安心感。

次巻も楽しみです!