黄金羊の観劇記

観劇・映画・読書の感想を好き勝手に書いてます。東宝・宝塚・劇団四季中心、海外ミュージカル(墺英米)贔屓、歴史好き。

劇団四季「キャッツ」感想

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<2020/12/24(木) 昼公演 C席サイドブロック9列>

 

ライオンキングに続いて、今度はキャッツを見てきました!gotoイベント適用C席のおかげで四季通いが捗る。

 

 私の推し猫はラム・タム・タガーとミストフェリーズとスキンブルシャンクスです!!

タガーの神永さんは長いことJCSでジーザスをされてた方ですが、ストイックな役柄のジーザスからフェロモンを振り撒いて客をノックアウトしていくタガーって役の振れ幅なかなかだと思うんですけど、ファンの皆様の情緒は大丈夫だったんでしょうか。

とりあえず私は神永タガーの声質がかなり好みで「もっと…もっと聴かせて!!!もっと!!!出番を!!!!」と心の中でギリギリしてました。

ラムタムタガーとかレミゼのグランテールとか好きなんですよね。皆が舞台の真ん中で仲良くやってる時に一人輪の外にいる、観察者系の人。

舞台の端っこにいつも一人でいるラムタムタガーが好きなんですが、ツッパリと言われると何か少ししっくりこない。あれはツッパっているのか…?

タガーはツッパリとかヤンキーというより、一匹狼とか風来坊というイメージを個人的に持っているなあ。あとツッパリ要素より女タラシ要素のインパクトの方が強くて、タガーは誰か(主に雌猫)と一緒に居ようと思えば居られるけれど、あえて集団と距離を取って一人で居ることを選んでいるキャラのように私は思えるんですよね、タガー。常に輪から離れて何を考えているのかとても知りたい。

 

全体としては、今回はミストフェリーズの軽やかなダンスが一番印象的に残りました。

キャッツはほとんどの人が踊るけど、ミストフェリーズの人は一人だけ身体つきが全然違うことに近くで見て気付いた。お尻と太ももとふくらはぎの筋肉がすごい。バッキバキ。ミストフェリーズのお尻と太ももに目が釘付けになってしまった…。(懺悔) いや決していやらしい意味じゃないんですけれども。

押田ミストフェリーズ、曲に合わせた手品の動きが本当に魔法を使っているようで、神永タガーと並ぶと小柄で引き締まった体躯が際立って、その上一言も喋らないのが不思議で面白く、キャラが立っていていいなあ。

そう、前回のミストフェリーズの声の記憶ないなあと思って確認したら、ミストフェリーズは全然喋っていなかった!!無言猫なんだって今回気付いた!!!自分が主役の曲の間すらタガーとその他の猫に歌わせて自分は一言も発しない猫!!

ミストはダンス(バレエ)要因だから歌わなくていいようにとのことなのでしょうが、パフォーマンスは派手なのに無言なのが面白い。口調はどんななのか、どんな声をしているのか、わからないのが逆に楽しい。どんな性格なのかなあ。

 

キャッツは大阪で一度見ただけで専用劇場は初めてだったんですが、キャッツシアターの雰囲気は期待通りとっても良かったです!

壁際のゴミの装飾は大阪の劇場でも施されていましたが、天井からぶら下がっていたイルミネーションは無かった気がする。綺麗!!

そして回転席は本当に近くて楽しそう。現在はコロナ対策で使われていませんが、いつか座ってみたいなあ。

 

今回は9列1桁代の、ほぼ舞台を真横から見る席で鑑賞したんですが、一幕が終わっても視界から入ってくる舞台のアングルに脳が慣れなくて、途中からずっと船酔いしてるような気持ち悪さを感じて結構困りました。
2階最後列は最後列で、遠くの舞台を見るのに必死で目を凝らしすぎて頭痛くなりがちなので、難しいものですねC席!でもコスパ最高だからこれからも座ります!!

真横から見るのに最後まで慣れなくて疲れはしましたが、これだけ舞台と距離が近いC席は他にないだろうし、近くで見るのが好きなリピーターには素晴らしい席だと思います、キャッツのC席。オーケストラピットもないので本当に舞台が近くて、ダンスの迫力を楽しめました。

後ろでも良いから真ん中で見たい時の為にセンターブロックにもC席があればもっとありがたいのになキャッツ!センター後方はA席です!!2階がないから仕方ない!!