黄金羊の観劇記

観劇・映画・読書の感想を好き勝手に書いてます。東宝・宝塚・劇団四季中心、海外ミュージカル(墺英米)贔屓、歴史好き。

実写版映画「アラジン」感想

ガイ・リッチー監督の実写版「アラジン」。映画館では未見で、5/21に金曜ロードショーで吹替版を初めて見ました。

劇場に見に行かなかったことを後悔するほどめちゃめちゃ面白かったです…!!!
録画しておいて良かった!!これから何度も見返しますこれ!!!

 

まず曲が良い、やっぱり曲が良い!!
画面が常に華やかで美しくて綺麗で豪華で眼福!!
山ちゃんジーニーの新規台詞が嬉しい!!
絨毯が超可愛い!!
アブーと絨毯の活躍がすごい!アブーは舞台版にいないから存在を忘れかけていました。

アクションシーンのテンポが良くてカメラアングルの切り替わりも楽しくて流石ガイリッチー!
ジーニーのCGは予想以上に頑張っててアニメにかなり近かった!フレンドライクミーの初見の衝撃とワクワクの大きさはアニメに及ばなかったけど十分健闘していると思いました。

 

アニメ版からの色々な改変も、私は基本的に好きでした。時代に合わせようという努力を感じました!!

左巻き発言、アバブア国どこにあんねん問題、ジャスミンのジャファーに対する身を切る色仕掛け、などのアニメ版の見ていて辛かった描写やツッコミどころを丹念に取り除いてくれていたので、今後繰り返し見るならアニメ版より実写版の方が私は見やすそう。魚の小骨が取り除かれた美味しい料理感。

 

ジャスミンの新ソロ「スピーチレス」の場面は、序盤も終盤も少し唐突(物語全体の中で存在が浮いている)に感じましたが、あの曲は今回の実写ジャスミンのテーマで絶対ないといけない曲だから仕方ないんでしょうね。

ジャスミンが主役の話」という程には見えませんでしたが、「アラジンとジャスミンの二人のラブロマンス」というよりは「アラジンという人間とジャスミンという人間、それぞれの物語と二人が結婚するまで」という話に今回は感じました。

でも私はアニメ版もアラジンとジャスミンの恋よりもアラジンとジーニーの友情とその顛末の方が惹かれたし感動もした人間なので、実写版の匙加減も特に違和感ありませんでした。

 

舞台版CDを聴き込んでいるのでマブダチ3人組がいないのは寂しいし、ジャスミンの「壁の向こうへ」がないのも寂しかったな。この曲の押韻が好きなので。

あとあとウィルスミスジーニーを見てすごく瀧山ジーニーに会いたくなりました!!
ウィルスミスジーニーもとても良かったけど、瀧山ジーニーは最高だから!!!
劇団四季のアラジンのチケット取りたいです!!!!

 

総括として、観ている間ずっととても楽しく、一瞬も退屈せず、あっという間に見終わりました。

途中で辞めて続きは翌日観ようと思っていたのに、面白すぎてやめられなくて最後まで観てしまいました。

2回3回と繰り返し見て細部を確認していけばまた新しい感想や発見もありそうで、それも楽しみです。

ありがとう金曜ロードショー!!やっぱりアラジンは良いですね〜!!